地中障害撤去としてのロックオーガーとは、三点式杭打機フロントにダブルオーガーを搭載し、ケーシングとスクリューによって新設構造物築造の障害となる既存構造物(S造、SRC造を除く)を破砕する工法です。
ケーシング先端に超鋼ビットを装着し、地中障害物の外周部を切削します。内部のスクリューヘッドはケーシング内部に残るコア状の障害物を破砕し、後工程となる山留杭や仮設杭の施工を可能にします。
ダウンザホールハンマーとは岩盤・転石層などの硬質地盤を対象に、基礎工事または仮設工事用の杭打施工に適用するもので、コンプレッサーからのエアーでハンマーピストンを往復運動させ、先端ビットの衝撃力で岩盤を掘削する工法です。
ベースマシンはリーダーを装備したラフタークレーン・クローラークレーンとなり、ダウンザホールハンマーはロッド先端にハンマーを取付け、粉塵化した岩盤の排出はエアーブローにて行います。
ノバルハンマー工法は、ダウンザホールハンマーの進化型であります。外殻部にはスクリューが装備されており、ビットの先端からはグラウドが注入できる機能があります。これらの機能によりダウンザホールが苦手な互層や水中施工が可能になったばかりでなく、ダウンザホールより1~2工程少なく施工できます。
型式 | ビット適用範囲 |
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NV-45 | 径 380~450 |
NV-55 | 径 460~650 |
NV-65 | 径 660~900 |